しお‐ふき【潮吹き】
1 鯨が、潮水を吹き上げること。 2 シオフキガイの別名。《季 春》「—や稲荷(いなり)の裏の海灰色/かな女」 3 「潮吹き面」の略。 4 船のかじの羽板にあけた小さな穴。輪精(りんせい)。
しおふき‐がい【潮吹貝】
バカガイ科の二枚貝。内湾の干潟の砂泥にすむ。貝殻はやや三角形でふくらんでいる。殻長約4.5センチ、黄褐色で縁は紫色を帯びる。掘り出されると出水管から潮を吹き出す。肉は食用。しおふき。《季 春》
しおふき‐めん【潮吹き面】
片目が小さく、口のとがった醜男(ぶおとこ)の面。里神楽の馬鹿踊りに用いる。ひょっとこ。
しおふる‐たま【潮干る珠/潮涸る瓊】
⇒しおひるたま(潮干る珠)