ならわし【習わし/慣わし】
1 しきたり。習慣。風習。「世間の—」「家の—」 2 習わせること。けいこ。「舞—などは、里にていとようしたてて」〈源・少女〉 3 習慣づけること。しつけ。「そよ。誰が—にかあらむ」〈源・澪標〉
ならい【習い/慣らい】
1 しきたりとなっていること。ならわし。習慣。「土地の—で盆は旧に行う」 2 世間であたりまえであること。世の常。「栄枯盛衰は世の—」 3 ならうこと。学ぶこと。「以て貿易不利にして帰り来らんと...
しき‐れい【式例】
しきたり。慣例。
しょう‐かんしゅう【商慣習】
商業上のしきたり。商取引上の慣習。
じゆう‐ほんぽう【自由奔放】
[名・形動]人の目や世間のしきたりなどを気にしないで、自分の思うとおりに行動すること。また、そのさま。「—な振る舞い」
せん‐き【先規】
《古くは「せんぎ」とも》前からのおきて。前からのしきたり。先例。「—にのっとる」
しょ‐わけ【諸訳/諸分け】
1 いろいろな事情。特に、男女間の込み入った事情。「—心得た粋人」 2 こまごまとした箇条。特に、遊里でのしきたりや作法。「上八軒の茶屋あそびの—ならでは知らずや」〈浮・一代女・二〉 3 いろい...
せん‐れい【先例】
1 以前にあった同類の例。また、これまでのしきたり。前例。「—に従う」 2 これからの基準になる初めての例。前例。「—となる」
とき‐はな・す【解(き)放す/解(き)離す】
[動サ五(四)] 1 つながっているものをほどいて別々にする。「からまった毛糸を—・す」 2 束縛を解いて自由にする。ときはなつ。「捕らえた鹿を—・す」「古いしきたりから—・す」
でん‐とう【伝統】
ある民族・社会・集団の中で、思想・風俗・習慣・様式・技術・しきたりなど、規範的なものとして古くから受け継がれてきた事柄。また、それらを受け伝えること。「歌舞伎の—を守る」「—芸能」