そそり‐た・てる【そそり立てる】
[動タ下一][文]そそりた・つ[タ下二] 1 ある気持ちをしきりに起こさせる。あおり立てる。「好奇心が—・てられた」 2 おだてあげる。騒ぎたてる。「瑞相(ずいさう)めでたしめでたしと—・つれば...
そ・す【過す】
[動サ四]動詞の連用形に付いて、その動作を度を過ごして熱心にする意を表す。しきりに…する。…しすぎる。「祝ひ—・しつと思ふ」〈かげろふ・中〉
そぞろ‐がま・し【漫ろがまし】
[形シク]いかにも落ち着かない。すずろがまし。「山里の外面(そとも)の岡の高き木に—・しき秋蝉(あきぜみ)の声」〈山家集・上〉
そし‐え【祖師会】
⇒祖師忌(そしき)
そぞろ‐わ・し【漫ろはし】
[形シク]心が落ち着かない。すずろわし。「いとど及びなき心地し給ふに、—・しきまでなむ」〈青表紙証本源・紅葉賀〉
そし‐き【祖師忌】
祖師の命日に行う法要。日蓮宗の会式(えしき)、浄土真宗の報恩講、禅宗の達磨忌など。祖師会(そしえ)。
そこう【蘇合香】
雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の大曲。舞は六人舞。インドのアショカ王が蘇合香(そごうこう)の薬草で大病の平癒したのを喜ぶ曲という。
そえ‐ごし【添へ輿】
葬送のとき、近親の人などが棺をのせた輿に付き添っていくこと。また、その人。「—したる人、さのみ愁ひにも沈まず、跡取りらしき者も見えず」〈浮・一代女・三〉
そお‐ぶね【赭船】
赤土で塗った船。「旅にしてもの恋しきに山下(やまもと)の赤(あけ)の—沖に漕ぐ見ゆ」〈万・二七〇〉
そおず【案山子】
「そおど」の音変化。「あしひきの山田の—おのれさへ我をほしてふうれはしきこと」〈古今・雑体〉