しぜんのけいとう【自然の系統】
⇒自然の体系
しぜん‐の‐こと【自然の事】
自然に起こる予測不能の事件。万一のこと。「—のあらん時、物の具して頼朝が乗るべき馬なり」〈平家・九〉
しぜん‐の‐すう【自然の数】
自然の運命。自然のなりゆき。「上役たちが頭から彼を相手にしないのは、寧ろ—である」〈芥川・芋粥〉
しぜん‐の‐せいいつせい【自然の斉一性】
《uniformity of nature》自然は同一条件のもとでは同様の性質・組織をもち、同様の変化をするということ。帰納的推理を可能にする条件として仮定される。
しぜんのたいけい【自然の体系】
《原題、(ラテン)Systema Naturae》スウェーデンの博物学者リンネの主著。1735年に刊行開始。1768年の12版が、自身が校訂した最後の版となる。動植物の分類体系について論じ、17...
しぜん‐の‐ひかり【自然の光】
《(ラテン)lumen naturale》スコラ学で、超自然的事物(神)を認識する能力である「恩寵の光」に対して、人間に生得的にそなわっている自然界の事物を認識する能力。
しぜん‐はっか【自然発火】
物質が外部からの加熱なしに、酸化や分解などによって発熱し、その熱が蓄積されて自然に発火する現象。
しぜんはっかせい‐ぶっしつ【自然発火性物質】
消防法の別表第一で危険物として第3類に分類されるもの。同法では「自然発火性物質および禁水性物質」を第3類にまとめ、固体または液体であって、空気中での発火の危険性を判断するための政令で定める試験に...
しぜん‐はっきん【自然白金】
天然に単体の状態で産する白金。金属光沢のある銀白色。超塩基性岩や砂鉱床から産出。
しぜん‐はっせい【自然発生】
1 生物が無生物から発生しうるという説。19世紀後半にパスツールによって否定されたが、生命の起源については否定されていない。偶然発生(説)。自然発生説。 2 人為によらず、自然に生じること。「同...