した‐づかさ【下司】
1 地位の低い役人。げす。げし。 2 部下の役人。下役(したやく)。「四道将軍の—武官吉備の武彦声をかけ」〈浄・日本武尊〉
した‐つけ【下付け】
《「したづけ」とも》手紙で、謙遜(けんそん)の気持ちを表すために、署名の下につける語。上・謹状・再拝・九拝など。
した‐つづみ【舌鼓】
《「したづつみ」とも》 1 うまいものを飲食したときに舌を鳴らす音。 2 不満げに舌を鳴らす音。舌打ち。「時には気を焦(いら)って、聞えよがしに—など鳴らして」〈二葉亭・浮雲〉
舌鼓(したつづみ)を打(う)・つ
1 あまりのおいしさに舌を鳴らす。舌鼓を鳴らす。「山海の珍味に—・つ」 2 不満げに舌打ちをする。「私は—・って引きかえして」〈宇野浩二・苦の世界〉
した‐づみ【下積み】
1 他の物の下に積むこと、積まれること。また、その物。⇔上積(うわづ)み。 2 自分の能力を発揮できないまま低い地位や立場にあること。また、その人。「—の苦労が長かった」「—生活」