した‐は・う【下延ふ】
[動ハ下二]《「した」は心の意》心の中でひそかに思う。「夏麻(なつそ)引く宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の至らむとそよ我(あ)が—・へし」〈万・三三八一〉
した‐はら【下腹】
《「したばら」とも》 1 腹の下部。下腹部。したっぱら。「—が痛む」 2 馬の腹の膨らんで垂れているところ。太腹(ふとばら)。
下腹(したはら)に毛(け)がない
《老いた狼(おおかみ)の下腹には毛がないといわれるところから》大悪人や老獪(ろうかい)な人物をたとえていう。
したはら‐もの【下原物】
武蔵国八王子の恩方村下原に住んだ刀工たちが製した刀の総称。
舌(した)は禍(わざわい)の根(ね)
言葉は災難を招くもとであるということ。口は禍の門(かど)。
した‐ば【下葉】
草木の下の方の葉。⇔上葉(うわば)。
した‐ば【下歯】
1 下の歯茎に生えた歯。下の歯。かし。⇔上歯(うわば)。 2 近世、下層下級で妻をいう語。「—はむごくしねえがいいぜ」〈滑・浮世床・二〉
した‐ば【下端】
物の下面、または下部の端。
した‐ばえ【下生え】
木の下に生えている草や低木。
した‐ばかま【下袴】
1 肌袴(はだばかま)のこと。したのはかま。 2 指貫の下にはく袴。したのはかま。 3 江戸時代、町人の着用した略式の袴。 4 ふんどし。