しっと‐と
[副]《「しとと」の音変化》 1 物を押さえつけたり、たたきつけたりするさま。ぴしっと。「すっぱと切っては、—打ち付け」〈虎明狂・鱸庖丁〉 2 物と物とが密着しているさま。ぴったりと。しっかりと...
しっぽ
[副] 1 十分ぬれるさま。しっとり。「—とやぬれかけ道者北時雨/余淋」〈貝おほひ〉 2 情がこもって、しめやかなさま。しっぽり。「二人—と臥し給ふ台子(だいす)の間の高遣戸(たかやりど)」〈浄...
しと‐と
[副] 1 動作などが勢いよく急であるさま。「政清が郎等太刀をぬき、立ちてまかりいで—うつ」〈保元・中〉 2 優しく肩などを打つさま。「打ち解け思ひ晴らさうと—打ってぞ誑(たら)しける」〈浄・堀...
ぬ・れる【濡れる】
[動ラ下一][文]ぬ・る[ラ下二] 1 表面に水などがつく。また、水がかかったり水につかったりしてしみ込む。「雨に—・れる」「—・れた瞳」 2 男女が情を通じる。情事を行う。「しっぽり—・れる」