しのぶ‐ずり【忍摺り/信夫摺り】
シノブの茎や葉の色素を布にすりつけて表したねじれたような模様。また、そのすり模様の衣服。昔、陸奥(むつ)の国信夫(しのぶ)郡(福島県福島市)で産した。もじずり。しのぶもじずり。「その男、—の狩衣...
しのぶとう【死の舞踏】
《原題、(ドイツ)Totentanz》リストのピアノと管弦楽のための作品。1849年作曲。1853年、1859年に改訂。イタリアのピサにある納骨堂、カンポサントで目にした「死の勝利」の壁画に着...
しのぶのやかしゅう【志濃夫廼舎歌集】
江戸末期の私家集。5巻。橘曙覧(たちばなあけみ)の草稿を、その子の井手今滋(いでいましげ)が編集したもの。明治11年(1878)刊。約860首の歌を年代順に配列。
しのぶ‐まんじゅう【忍饅頭】
「春日野(かすがの)饅頭」に同じ。
しのぶ‐もじずり【忍捩摺り/信夫捩摺り】
「忍摺(しのぶず)り」に同じ。「みちのくの—誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」〈伊勢・一〉
しのぶ‐やま【信夫山】
福島市中心部の北方にある山。現在は市街地に囲まれ、市民の憩いの場となっている。標高275メートル。[歌枕]「—忍びて通ふ道もがな人の心のおくも見るべく」〈伊勢・一五〉
しのぶ‐わげ【忍ぶ髷】
女性の髪形の一。頭上に髻(もとどり)を立て、毛先を二つに分けて両側に広げ、髷(まげ)を作る。享保(1716〜1736)のころ、若女形中村千弥が「御所桜堀河夜討」の信夫(しのぶ)の役に用いたかつら...
シノプシス【synopsis】
梗概(こうがい)。演劇・映画などのあらすじ。
しのべ‐だけ【忍べ竹】
1 ヤダケの別名。 2 メダケの別名。
シノペ【Sinope】
木星の第9衛星。パシファエなどと同じく木星から離れた軌道を、他の多くの惑星とは逆向きに回る。1914年に発見。名の由来はギリシャ神話の女神。非球形で平均直径は約40キロ。シノーペ。