しもだ‐ぶぎょう【下田奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。元和2年(1616)設置。老中の支配に属し、下田港の警衛および出入船の監督を任とした。万延元年(1860)廃止。
しも‐だらい【下盥】
1 下半身につけるものを洗濯するたらい。 2 下湯(しもゆ)に用いるたらい。
しも‐つ‐え【下つ枝】
下の枝。したえだ。しずえ。「中つ枝(え)の枝の末葉(うらば)は—に落ち触(ふ)らばへ」〈記・下・歌謡〉
しも‐つ‐かた【下つ方】
1 したの方。しもて。下方。⇔上(かみ)つ方。 2 身分の低い人々。しもじも。⇔上(かみ)つ方。「それより—は、ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも」〈徒然・一〉 3 京都で、内裏に遠い方。...
しもつかれ
大根おろしに酒粕(さけかす)、煎り大豆、塩鮭の頭、細かく切った野菜などを加えて煮た料理。栃木県などの郷土料理で、古くは大根おろしと煎り大豆に酢をかけてつくった。初午(はつうま)の日に稲荷神社に供...
しも‐つき【霜月】
陰暦11月の異称。霜降月。《季 冬》「—や日まぜにしけて冬籠/去来」
しもつき‐え【霜月会】
11月24日の天台大師智顗(ちぎ)の忌日によせて、延暦寺で11月14日から10日間行われる法華十講。《季 冬》
しもつき‐かぐら【霜月神楽】
湯立(ゆだ)て神楽のうち、特に万物の生気が弱まるとされる陰暦11月ごろに行うもの。長野県飯田市の遠山祭、愛知県北設楽郡の花祭りなど。
しもつき‐がゆ【霜月粥】
陰暦11月23〜24日の大師講に炊く粥。多くは小豆や団子などを入れて炊く。追い出し粥。衣粥。
しもつき‐そうどう【霜月騒動】
弘安8年(1285)に、鎌倉幕府の重臣だった安達泰盛とその一族が、執権北条貞時の内管領平頼綱によって滅ぼされた事件。名称は事件が11月(霜月)に起きたことから。安達泰盛の乱。秋田城介(あきたじょ...