しゃり【舎利】
《(梵)śarīraの音写。身骨と訳す》 1 仏や聖者の遺骨。特に釈迦(しゃか)の遺骨をさし、塔に納めて供養する。仏舎利(ぶっしゃり)。 2 火葬にしたあとの遺骨。「お—になって砂に埋まっちゃや...
しゃり【舎利】
謡曲。五番目物。旅の僧が京都東山の泉涌寺(せんにゅうじ)で仏舎利を拝んでいると、足疾鬼(そくしつき)が舎利を奪って飛び去るが、韋駄天(いだてん)が取り返す。
しゃ‐り【射利】
手段を選ばないで、ただ利益を得ようと考えること。また、偶然の利益をあてにすること。「敢て—の計にあらず、聊か我が開化を助くるの微意なりと」〈新聞雑誌五七〉
しゃ‐り【這裏】
《「這」は「此」の意》このうち。この間(かん)。「むかっ腹をたててぷんぷんするのでも—の消息は会得できる」〈漱石・吾輩は猫である〉
しゃ‐り【瀉痢】
はらくだし。下痢。
シャリーア【(アラビア)sharī‘ah】
《「シャリア」とも》イスラム法。イスラム教徒が守るべき儀礼的日常的生活規範。コーランを基に、9〜10世紀にほぼ成立。現代ではさまざまに改革され、その適用は国によって異なる。聖法。
シャリア‐しすう【シャリア指数】
《Sharia Index「シャリーア指数」とも》イスラム法(シャリーア)に適合する銘柄によって構成される株価指数。構成銘柄は、イスラム法学者で構成される監督委員会が、S&P/TOPIX150指...
シャリアピン‐ステーキ
すりおろしたタマネギ・ニンニクを薄くたたいたステーキ肉にまぶして焼き、タマネギのみじん切りをいためてソースとして添えた料理。昭和11年(1936)来日した歌手のシャリアピンが帝国ホテルで注文して...
しゃり‐え【舎利会】
仏舎利を供養する法要。舎利講。舎利講会。
しゃり‐えん【瀉痢塩/瀉利塩】
マグネシウムの含水硫酸塩鉱物。ふつう硫酸マグネシウムの七水和物をいう。下剤・媒染剤などに使用。