しゅく‐だく【宿諾】
《「論語」顔淵の「子路、諾を宿(とど)むること無し」から》一度承諾したことをぐずぐず引き延ばして実行しないこと。
しゅく‐ち【縮地】
《「神仙伝」壺公の故事から》仙術によって土地を縮めて距離を短くすること。「—の術までもなく、宏麗の家、離れ離れに四ツ聳えしは」〈露伴・露団々〉
しゅく‐ちょう【宿鳥】
寝ている鳥。ねぐらの鳥。〈日葡〉
しゅく‐ちょく【宿直】
[名](スル)会社・工場・学校などで、勤務者が交替で泊まり込み、夜の警備に当たること。また、その人。「—員」「—室」
しゅく‐ちん【宿賃】
家の借り賃。家賃(やちん)。また、旅館の宿泊料。やどちん。「親代よりその—にて世を暮せし人」〈浮・織留・二〉
しゅく‐つぎ【宿継ぎ/宿次ぎ】
1 人馬を入れ替えながら、宿場から宿場へ荷物などを順に送ること。郵伝。駅送。逓送(ていそう)。 2 宿場。宿駅。
しゅくつぎ‐てがた【宿継ぎ手形】
関所の通行の許可証。古くは過書・路次手形・関所切手・通り手形などといい、江戸時代には関所手形・関手形といった。
しゅく‐てい【宿酲】
ふつかよい。宿酔。「翌朝の—は言う可らざるの苦痛なり」〈福沢・福翁百話〉
しゅく‐てい【粛呈】
謹んで差し上げること。手紙の冒頭に用いる語。
しゅく‐てき【宿敵】
かねてからの敵。年来の敵。