しゅく‐いん【宿因】
仏語。現世に影響を及ぼす前世の行為。前世の因縁。宿縁。すくいん。
しゅく‐いん【宿院】
寺の宿泊所。僧坊。また、宿坊。すくいん。「住み馴れた—の生活に対する未練と」〈谷崎・二人の稚児〉
しゅく‐う【宿雨】
1 連日降りつづく雨。ながあめ。霖雨(りんう)。 2 前夜からの雨。
しゅく‐うん【宿運】
前世から定まっている運命。宿命。
しゅく‐え【宿衣】
内裏(だいり)に宿直するときの略服。直衣(のうし)・衣冠・狩衣(かりぎぬ)・水干の類。宿直装束(とのいそうぞく)。しゅくい。
しゅく‐えい【宿営】
[名](スル) 1 軍隊が営所に宿泊すること。また、その営所。陣営。 2 出動した部隊が兵営外で宿泊すること。
しゅく‐えい【宿衛】
[名](スル)宿直して護衛すること。また、その人。「百日交代にて鎌倉に—するの例も」〈福沢・文明論之概略〉
しゅく‐えき【宿駅】
街道の要所で、旅人の宿泊や、荷物運搬の人馬を中継ぎする設備のあった所。鎌倉時代以降発達した。宿場。しゅく。
しゅく‐えん【祝宴】
祝いの宴会。賀宴。「—を張る」
しゅく‐えん【祝筵】
祝宴の座席。また、祝宴。「—に親戚故旧が寄り集まった」〈鴎外・安井夫人〉