春秋(しゅんじゅう)高(たか)し
《「戦国策」秦策から》高齢である。→春秋に富む
春秋(しゅんじゅう)に富(と)・む
年が若く、将来が長い。→春秋高し
しゅんじゅう‐の‐ひっぽう【春秋の筆法】
《「春秋」の文章には、孔子の正邪の判断が加えられているところから》事実を述べるのに、価値判断を入れて書く書き方。特に、間接的原因を結果に直接結びつけて厳しく批判する仕方。
春秋(しゅんじゅう)鼎(まさ)に盛(さか)んなり
《「漢書」賈誼伝から》壮年である。働き盛りである。
しゅんじゅけんぴしょう【春樹顕秘抄】
室町末期の語学書。1巻。著者未詳。「てにをは」の意義用法を説いた「姉小路式(あねがこうじしき)」の増補。
しゅんじゅ‐ぼうん【春樹暮雲】
《杜甫「春日憶李白」に「渭北春天の樹、江東日暮の雲」とあり、長安(渭北)に住まう杜甫が、はるか遠く揚子江付近(江東)を旅する友人李白を思ったところから》遠く離れている友を思う心の切実なことを表す...
しゅん‐じゅん【逡巡】
[名](スル)決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。「大学に進むべきか否か—する」「遅疑—」
しゅん‐じょう【春情】
1 春らしいようす。春めいてきた雰囲気。はるごころ。春意。《季 春》 2 色情。春機。「—を催す」
しゅんじょうずいひつ【春城随筆】
市島春城の随筆集。大正15年(1926)刊。
しゅん‐すい【春水】
春になって氷や雪がとけて流れる水。《季 春》「—や四条五条の橋の下/蕪村」