しゅん‐ぜん【春前】
春のはじめ。春さき。
じゅん‐そ【淳素】
[名・形動ナリ]《「しゅんそ」とも》すなおで飾りけがないこと。また、そのさま。淳朴。「世を—に返し」〈平治・上〉
しゅん‐そう【春草】
春に芽を出す草。春の草。《季 春》「—は足の短き犬に萌ゆ/草田男」
しゅん‐そく【俊足】
1 才知のすぐれた人。俊才。俊秀。「学会の—」 2 「駿足(しゅんそく)2」に同じ。
しゅん‐そく【駿足】
1 足の速い馬。しゅんめ。 2 足の速いこと。また、その人。俊足。「—を誇る選手」「—をとばして追いつく」
しゅん‐そく【瞬息】
《1回またたきをし、息をする間の意》わずかの時間。瞬間。「—の間(かん)」
しゅん‐だん【春暖】
春の暖かな陽気。春の快い暖かさ。「—の候」《季 春》
しゅん‐だん【瞬断】
電力の供給や通信回線の接続などが瞬間的に途絶える現象。完全には停電しないが瞬間的に電圧が低下する現象は、瞬時電圧低下という。瞬停。瞬電。
しゅんちゅう【春昼】
泉鏡花の小説。明治39年(1906)11月、雑誌「新小説」に発表。翌12月には続編にあたる「春昼後刻」を同誌に発表している。鏡花自身も療養のためたびたび訪れた逗子を舞台とする幻想的な作品。
しゅん‐ちゅう【春昼】
春の、のんびりとしたひるま。《季 春》「—や廊下に暗き大鏡/虚子」 [補説]作品名別項。→春昼