しり‐ぼね【尻骨/臗】
尻の骨。
しり‐まい【尻舞ひ】
人のあとについて物事をすること。尻馬に乗ること。「大場三郎が—して、迷ひありき給ふを」〈盛衰記・二〇〉
しり‐みや【尻宮】
隠された支障があってあとになって生ずる苦情。「どこからも—の来る気遣はないによって」〈円朝・真景累ヶ淵〉
しり‐め【尻目/後目】
1 顔は前方を向いたまま、目だけを動かして、後ろの方を見ること。また、その目つき。「そっと—に見る」 2 (「…をしりめに」の形で)その場のようすをちらっと見てあとは構わず自分の行動を進めるさま...
しり‐めつれつ【支離滅裂】
[名・形動]物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。「—な話」
しりめ‐づかい【尻目遣い】
尻目に見ること。無視すること、また、媚(こび)や恥じらいを含んだ目つきで見ることにいう。「—に行き過ぎる」
尻目(しりめ)に懸(か)・ける
1 人を見下し、さげすむさまや無視する態度などにいう。問題にしない。「人を—・ける」 2 媚びた目つきをする。「薫が—・けられ、奥州にうなづかせ」〈浮・一代男・七〉
しり‐もち【尻持ち】
陰で助けること。また、その人。後ろだて。「—の太郎は去(い)んだ」〈浄・布引滝〉
しり‐もち【尻餅】
1 後ろに倒れて尻を地面に打ちつけること。「滑って—をつく」 2 子供の初めての誕生日を祝ってつく餅。初めての誕生日より前に立って歩いた子供は早く家を出て行くといって、この餅を背負わせてわざと倒...
尻(しり)も結(むす)ばぬ糸(いと)
《端を結ばない縫い糸の意から》締めくくりがないこと、しまりのないことのたとえ。