じごくへん【地獄変】
芥川竜之介の小説。大正7年(1918)発表。地獄変相の屏風(びょうぶ)画を描くために、愛する娘の焼死をもいとわない絵師良秀を通して、芸術至上主義者の悲劇を描く。
じごく‐へんそう【地獄変相】
亡者(もうじゃ)が地獄で苦しみにあうようすを絵に表したもの。地獄絵。地獄変。
じごく‐ほぞ【地獄枘】
仕口の枘差しの一。枘の先にくさびを半ば打ち込んでそのまま他材の蟻穴(ありあな)に打ち込む方法。くさびで枘が広がり、抜けなくなる。
じごく‐みみ【地獄耳】
1 人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人。 2 一度聞いたことをいつまでも覚えていること。また、そういう人。
地獄(じごく)も住(す)み処(か)
地獄のようなひどい所でも、慣れれば住み心地がよくなるということ。住めば都。
じごくもん【地獄門】
衣笠貞之助監督・脚色による映画の題名。昭和28年(1953)公開。原作は菊池寛の小説「袈裟の良人」。出演、長谷川一夫、京マチ子、山形勲ほか。大映初のフルカラー映画。第27回アカデミー賞名誉賞(外...
じごく‐もん【地獄門】
《Helpoort》オランダ南部、リンブルフ州の都市マーストリヒトにある城門。旧市街を囲む城壁の一部であり、南東に位置する。13世紀建造の同国最古の城門の一つ。名称は、この門をくぐってペスト患者...