じょうし‐かん【娘子関】
中国、河北省と山西省との境の関所。石家荘(せっかそう)の西方の太行(たいこう)山脈中にあり、古来、軍事・交通上の要地。ろうしかん。
じょう‐しき【定式】
定まった儀式。また、きまったやり方。ていしき。「父の身分はやっと藩主に—の謁見が出来ると云うのですから」〈福沢・福翁自伝〉
じょう‐しき【常式】
1 きまった方式。常の方式。 2 平常。ふだん。常時。いつもどおり。現代では東北・北陸地方などで、副詞的に用いる。「明日は—行く」
じょう‐しき【常識】
一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。「—がない人」「—で考えればわかる」「—に欠けた振る舞い」「—外れ」 [補説]common senseの訳語として明治時代から普及。
じょう‐しき【情識】
[名・形動ナリ] 1 仏語。心。迷いの心。 2 強情であること。また、そのさま。頑固。「稽古はつよかれ、—はなかれとなり」〈花伝・序〉
じょうしき‐がくは【常識学派】
常識哲学を説いた学派。スコットランド学派。
じょうしき‐てき【常識的】
[形動]普通であるさま。当たり前であるさま。「—な人」「—に考える」
じょうしき‐てつがく【常識哲学】
18世紀、スコットランドに興ったイギリス啓蒙(けいもう)哲学の一派。バークリーの主観的観念論やヒュームの懐疑論に反対し、数学・論理学の公理、因果法則、外界の実在、自我の存在、善悪の区別などを人間...
じょうしき‐はずれ【常識外れ】
[名・形動]考え方や行動などが、世間一般のものとかけ離れていること。また、そのさま。「—な人」
じょうしき‐まく【定式幕】
歌舞伎舞台の正式な引き幕。右から萌黄(もえぎ)・柿(かき)・黒の3色の縦縞模様があるもの。昔は、各座で色や配色順が異なった。江戸に起こり、明治期に上方へ伝播(でんぱ)。狂言幕。