じん‐じょう【尋承】
《「じんしょう」とも》案内すること。また、その人。嚮導(きょうどう)。尋所(じんしょ)。「鷲尾—にて下り上り打つほどに」〈盛衰記・三七〉
じん‐じょう【尋常】
[名・形動]《1尋と1常(1尋の2倍)で、普通の長さの意から》 1 特別でなく、普通であること。また、そのさま。あたりまえ。「—な(の)方法では完成しない」「精神状態が—でない」 2 見苦しくな...
じんじょう‐いちよう【尋常一様】
[名・形動]普通と異なるところのないこと。また、そのさま。なみひととおり。「—な(の)努力では成功はおぼつかない」
じんじょう‐か【尋常科】
1 旧制の尋常高等小学校で、一般尋常小学校に相当する課程。 2 旧制の7年制高等学校で、下級4年間の課程。
じんじょう‐かいめん【尋常海綿】
⇒普通海綿
じんじょうこうとう‐しょうがっこう【尋常高等小学校】
旧制の小学校で、尋常小学校の課程と高等小学校の課程とを併置した学校。
じんじょう‐さはん【尋常茶飯】
[名・形動]《ふだん、飲み食いしている物の意から》少しも珍しくないこと。また、そのさま。ありきたり。日常茶飯。「—な(の)出来事」
じんじょう‐しょうがっこう【尋常小学校】
旧制の小学校で、満6歳以上の児童に初等普通教育を施した義務教育の学校。明治19年(1886)の小学校令により設置され、修業年限は初め4年、同40年からは6年。→高等小学校
じんじょう‐せい【尋常性】
普通にみられ、ありふれているさま。また、そのような性質。おもに皮膚疾患について、治療の容易さや症状の重さによらず、広く一般的に発症することを指す。
じんじょうせい‐かんせん【尋常性乾癬】
皮膚に銀白色の鱗屑(りんせつ)を伴う乾燥した赤い発疹ができる、炎症性慢性皮膚疾患の一種。一般的に多くみられる乾癬のこと。