すがた‐の‐いけ【姿の池】
奈良県大和郡山市筒井にあった池。菅田の池。[歌枕]「乙女子が—の蓮葉は心よげにも花咲きにけり」〈堀河百首〉
すがた‐ぶね【姿舟】
美人をのせた舟。「その人にぬれ袖の歌比丘尼(うたびくに)とて、この津に入りみだれての—」〈浮・一代女・三〉
すがた‐まくら【姿枕】
春画。枕絵(まくらえ)。「菱川が書きしこきみのよき—を見ては、我を覚えず上気して」〈浮・一代女・一〉
すがた‐み【姿見】
全身を映す、大型の鏡。
すがたみ‐の‐てんじん【容見天神】
⇒水鏡天満宮
すがた‐もり【姿盛(り)】
鯛(たい)などの頭・尾と骨を残し、刺身にして盛りつけること。また、その料理。
すがた‐やき【姿焼(き)】
魚などを、もとの姿をくずさずに焼きあげること。また、その料理。
す‐がたり【素語り】
1 三味線の伴奏なしに浄瑠璃(じょうるり)を語ること。 2 「素浄瑠璃(すじょうるり)」に同じ。
姿(すがた)を消(け)・す
1 見えなくなる。行方がわからなくなる。「大金を持って—・す」 2 今まで存在した物事がすっかりなくなる。「下町情緒が—・す」