すき‐びたい【透(き)額】
冠の一。前額部の髪の生え際が透いて見えるように、黒の羅(うすもの)に薄く漆を塗って作ったもの。近世では、頭上に当たる甲の前方に月形の穴をあけ、羅を張ってその部分だけを透かした。元服後まもない15...
すき‐びと【好き人/数寄人/数奇人】
1 風流・風雅を解する人。また、物好きな人。すきもの。「茶饗して—をあそばしむ」〈胆大小心録〉 2 色好みの人。すきもの。「ある—ほのかに見奉りて、人知れず思ひ初め候ひける袖の色」〈伽・秋夜長〉
スキファノイア‐きゅうでん【スキファノイア宮殿】
《Palazzo Schifanoia》イタリア北東部、エミリアロマーニャ州の都市フェラーラにある宮殿。14世紀後半、エステ家の別荘として建造。15世紀にコズメ=トゥーラとフランチェスコ=デル=...
すき‐ぶすき【好き不好き】
好き嫌い。「おもいおもいの—で、人情何処(どこ)でも格別の変りはねえが」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
すき‐へん【耒偏】
漢字の偏の一。「耕」「耗」などの「耒」の称。らいすき。
すき‐べい【透(き)塀】
中ほどを連子(れんじ)・透かし彫りなどにして、内部が透けて見える塀。神社・廟(びょう)などにみられる。
すき‐ほうだい【好き放題】
[名・形動]自分の好きなだけ気ままに振る舞うこと。また、そのさま。「老後は—をして暮らしたい」「—なことを言う」
すき‐ぼり【鋤き彫(り)】
⇒鋤き出し彫り
すき‐ま【隙間/透(き)間】
1 物と物との間の、わずかにあいている所。「—だらけの板塀」 2 (比喩的に)普通には気づきにくいところ。盲点。「法の—を衝く」「—産業」 3 あいている時間。ひま。「家事の—をみて勉強する」 ...
すきま‐かぜ【隙間風】
1 壁や障子などのすきまから吹き込む風。《季 冬》「—兄妹に母の文異(ちが)ふ/波郷」 2 人間関係にへだたりができることのたとえ。「夫婦の間に—が吹く」