す‐ぐち【素口/虚口】
何も食べないこと。また、空腹であること。「—にては福楽無し」〈盛衰記・一八〉
す‐ぐち【巣口/銃口】
銃の筒口。銃口(じゅうこう)。〈和英語林集成〉
すぐ‐と【直ぐと】
[副] 1 時間を置かないさま。ただちに。「—飽きてしまった」 2 間を隔てず直接なさま。じかに。
すぐ‐どおり【直ぐ通り】
立ち寄らないで通りすぎること。素通り。「人の一たびは、—のならぬ巷(ちまた)ぞかし」〈浮・敗毒散・四〉
すぐな‐もじ【直ぐな文字】
平仮名の「し」の字。形がまっすぐであるところからいう。→二つ文字「二つ文字牛の角文字—ゆがみ文字とぞ君は覚ゆる」〈徒然・六二〉
すぐ‐に【直ぐに】
[副]時間を置かないさま。ただちに。「—うかがいます」「帰ると—寝る」
すぐ‐は【直刃】
日本刀の刃文(はもん)の一。直線的な刃文。→乱れ刃
すぐ‐ばけ【直ぐ化け】
遊女などが、客の心をつかむために、身の上などをありのままに打ち明けること。「粋の客は—を以て倒(こか)すべし」〈浮・禁短気・五〉
すぐ‐みち【直ぐ道/直ぐ路】
まっすぐな道。また、近道。「是より野越えにかかりて—を行かんとす」〈奥の細道〉
すぐ‐やき【直焼(き)】
刃文(はもん)を直線的に表し出す日本刀の焼き入れ方。乱れ焼きなどに対していう。