すさのおじでん【スサノオ自伝】
芦原すなおの処女長編小説。昭和61年(1986)刊。
すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊/須佐之男命】
日本神話の神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。多くの乱暴を行ったため、天照大神が怒って天の岩屋にこもり、高天原から追放された...
すさび【荒び/進び/遊び】
1 興にまかせてすること。慰みごと。「筆の—」 2 成り行きにまかせること。「すきずきしき心の—にて、人のありさまをあまた見合はせむの好みならねど」〈源・帚木〉
すさび‐ごと【遊び事】
気まぐれにすること。慰みごと。「はかなき古歌物語などやうの—にてこそつれづれをも紛らはし」〈源・蓬生〉
すさび‐わざ【遊び事】
なぐさみとして興じること。慰みわざ。「文作り、韻ふたぎなどやうの—ども」〈源・賢木〉
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさま。 ㋐恐ろしい。ものすごい。「—・い形相」「—・い台風のつめあと」 ㋑驚くほど...
すさみ【荒み/進み/遊み】
慰みごと。すさび。「うなゐこが—に鳴らす麦笛の声におどろく夏の昼ぶし」〈聞書集〉
すさ・む【荒む/進む/遊む】
[動マ五(四)]《動詞「すさぶ」の音変化》 1 心の持ち方・行動などが乱れてきて、ゆとりやおおらかさがなくなる。とげとげした状態になる。「気持ちが—・む」「生活が—・む」 2 物事の繊細さ・上...
すさ‐やき【須佐焼】
山口県萩市須佐地区から産した陶器。萩焼に先立つ16世紀末に開窯。青釉(せいゆう)を用いたものに優品が多い。