す【簀】
割り竹・葦(あし)などを粗く編んだもの。「—巻き」「葭—(よしず)」
す【鬆】
1 大根・牛蒡(ごぼう)などの芯(しん)にできるすきま。「—が入(い)る」 2 豆腐・卵などを煮すぎたためにできる多数の細かい穴。鋳物などに急に高い熱を加えたときにも生じる。「—が立つ」
す【簾】
すだれ。「男いたくめでて—のもとに歩み来て」〈源・帚木〉
す【為】
[動サ変]「す(為)る」の文語形。
す
[助動][せ|せ|す|する|すれ|せよ]四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に付く。 1 相手が自分の思うようにするように、また、ある事態が起こるようにしむける意を表す。「例の声出(い)ださせて、随身に...
す
[助動][さ|し|す|す|せ|せ]《上代語》四段・サ変動詞の未然形に付く。軽い尊敬、または親愛の意を表す。…なさる。「我が形見見つつ偲(しの)はせあらたまの年の緒長く我も思はむ」〈万・五八七〉 ...
す
[助動][〇|〇|す|〇|〇|〇]動詞・形容動詞の連用形、接続助詞「て」などに付く。親しみや軽い敬意を表す。ます。「はりだこ買はう、はりだこ買ひす」〈虎明狂・張蛸〉 [補説]「さうら(候)ふ」の...
す【主/子】
[接尾]人名または人を表す名詞に付いて、親愛の気持ちや軽い敬意を表す。特に遊里で用いる。「ああ、是々(これこれ)太夫—、待って貰(もら)はう」〈伎・韓人漢文〉
すあい【牙儈】
1 売買の仲買をする者。また、その手数料。周旋料。才取り。すわい。「商人(あきんど)の—を取るとは、武士の風上にも置かぬ奴」〈浮・世間猿〉 2 (「牙婆」「女商」「数間」などとも書く)「牙儈女」...
すあい‐おんな【牙儈女】
江戸時代、元禄・正徳ころ、呉服・小間物類の取り次ぎ販売などをしながら、ひそかに売春もした女。すあい。「淋しき折節めいめい身の上の事を語りし。ひとりは室町の—」〈浮・一代女・五〉