いちまい‐おち【一枚落ち】
将棋で、上手(うわて)が、飛車・角行のいずれかをはずして対局すること。片駒(かたこま)。→駒落ち
いた‐え【板絵】
木の板に描いた絵画。西洋中世の祭壇画、東洋の厨子(ずし)扉絵など。
オールパス‐フィルター【all pass filter】
電気回路で、入力信号の振幅は変えず、位相のみ変化させるフィルター回路。移相器。位相シフター。フェーズシフター。
あぶく‐ぜに【泡銭】
労せずして、また不当に得た金。悪銭(あくせん)。
あなた‐おもて【彼方面】
あちら側。向こう側。「飽かずして月の隠るる山もとは—ぞ恋ひしかりける」〈古今・雑上〉
あべ【阿部】
姓氏の一。 [補説]「阿部」姓の人物阿部昭(あべあきら)阿部和重(あべかずしげ)阿部将翁(あべしょうおう)阿部次郎(あべじろう)阿部忠秋(あべただあき)阿部知二(あべともじ)阿部信行(あべのぶゆ...
跡(あと)を絶(た)・ゆ
1 世間をのがれる。姿を隠す。「深き山に—・えたる人だにも」〈源・澪標〉 2 人の行き来や便りがとだえる。「雪深みみ山の道は晴れずともなほふみかよへあとたえずして」〈源・薄雲〉
あながち【強ち】
[副](あとに打消しの語を伴う) 1 断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。「—(に)うそとは言いきれない」 2 強い否定の意を表す。決して。「範頼、義経が申し状、—御許容あるべからず...
あつかわ・し【暑かはし/熱かはし】
[形シク]《動詞「あつ(熱)かう」の形容詞化》 1 暑苦しい。「この生絹(すずし)だにいと所せく—・しく、取り捨てまほしかりしに」〈枕・一九八〉 2 煩わしい。うっとうしい。「いとあまり—・しき...
雨(あめ)塊(つちくれ)を破(やぶ)らず
《「塩鉄論」水旱(すいかん)から》降る雨が静かに土を壊さずしみ込む意から、世の中がよく治まっているさまをたとえていう。