まんじくずし‐くみこ【卍崩し組子】
卍の字をくずした形を、木材を組み合わせて、連続して作ったもの。法隆寺の金堂・五重塔・中門などの欄干(らんかん)にみられる。
水(みず)も滴(したた)る
みずみずしく魅力にあふれている。「—若衆姿」
まんざら【満更】
《語源未詳。「満更」は当て字》 [副] 1 (否定的な表現のあとにさらに打消しの語を伴って)否定的な意味合いをやわらげたり、むしろ逆に肯定したりする気持ちを表す。必ずしも。「—捨てたものでもな...
満更(まんざら)でもな・い
まったくだめだというわけではない。必ずしも悪くはない。また、かなりよい。「結果は—・い」「—・い顔付き」
まよ‐ごもり【繭籠もり】
「まゆごもり」に同じ。「たらちねの母が飼ふ蚕(こ)の—いぶせくもあるか妹(いも)に逢はずして」〈万・二九九一〉
ま・く【任く/罷く】
[動カ下二]《支配者が命令して行動させる意》 1 官職に任じる。また、任命して派遣する。「まつろはぬ国を治めと皇子(みこ)ながら—・け給へば」〈万・一九九〉 2 命じて退去させる。「時に皇孫、...
まつ‐の‐ことのは【松の言の葉】
《古今集・仮名序に「松の葉の散りうせずして」とあるところから》和歌のこと。「住吉の—変はらずは神代にかへれ敷島の道」〈新千載・神祇〉
ますら‐お【益荒男/丈夫】
1 りっぱな男。勇気のある強い男。ますらたけお。ますらおのこ。⇔手弱女(たおやめ)。「屈せずして待つが—の事なりと言う」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 武人。兵士。「大伴(おほとも)の氏と名に負へる—...
まど・し【貧し】
[形シク] 1 貧乏である。まずしい。「あはれ、身—・しくして、子多く持ちたる人もがな」〈太平記・三八〉 2 不十分である。「財(たから)多ければ、身を守るに—・し」〈徒然・三八〉
まと‐はずれ【的外れ】
[名・形動]《矢が的をはずれる意から》大事な点をはずしていること。見当違いなこと。また、そのさま。「—な返答」「その非難は—だ」