ぬき‐ばな【抜(き)花】
《「花」は花代(はなだい)のこと》芸者や遊女が客の相手をしている時間中に、席をはずして他の客の相手もしてかせぐこと。
ねちみゃく
《「ねぢみゃく」とも》言語・動作・性格などが、ぐずぐずして思い切りの悪いこと。くどくて、さっぱりしないこと。「ねばうかたう—するは鬼も笑はん」〈浮・今様廿四孝〉
にな‐むすび【蜷結び】
ひもの結び方の一。泔坏(ゆするつき)の台や厨子(ずし)棚などの敷物の周辺をとじつける飾りの結び。形が蜷に似ているところからいう。
ぬか・る【抜かる】
[動ラ五(四)] 1 油断して、失敗する。「敵は手強いぞ、—・るなよ」 2 ぐずぐずして時機を失する。また、だらしなくなる。「航海士は—・らず…と言ったので」〈独歩・別天地〉
にじゅう‐りょう【二十寮】
律令制で、太政官(だいじょうかん)八省に属した20の寮。大舎人(おおとねり)・図書(ずしょ)・内蔵(くら)・縫殿(ぬいどの)・内匠(たくみ)・大学・雅楽(うた)・玄蕃(げんば)・諸陵・主計(かず...
はし‐ばし【端端】
1 あちこちの部分。また、ちょっとした部分。「言葉の—に悪意を感じる」 2 あちらこちらの場所。末端の方の場所。「いまだ京大坂にも—は知らずして」〈浮・胸算用・五〉
に‐かい【二階】
1 建物などで、上下2層の階があること。 2 2層以上ある建物などで、地表から2層目の階。「—にあがる」「地下—」 3 「二階厨子(にかいずし)」の略。 4 「二階棚」の略。
にえきら◦ない【煮え切らない】
[連語]態度がはっきりしない。ぐずぐずしている。「—◦ない返事」
にぎり【握り】
1 手で握ること。また、握ったもの。 2 手で握った長さや太さ。また、量。「ひと—の米」 3 器物の、手で取り持つ部分。「包丁の—」 4 囲碁で、先番をきめる方法。握った石の数が偶数か奇数かを言...
にぎ・る【握る】
[動ラ五(四)] 1 手の指全部を内側へ曲げる。また、そのようにして、物をつかんだり、持ったりする。「こぶしを—・る」「ペンを—・る」「車のハンドルを—・る」 2 物事をとらえて自分のものとする...