席(せき)の暖(あたた)まる暇(いとま)もない
《韓愈「諍臣論」から》1か所に落ち着いていられないほど忙しい。席暖まるに暇あらず。
せきのお‐の‐たき【関之尾滝】
宮崎県南西部、都城(みやこのじょう)市関之尾町にある滝。大淀(おおよど)川支流の庄内(しょうない)川の渓谷にかかる。大滝・男滝・女滝の三つの流れからなり、大滝は幅40メートル、落差17メートル。...
せき‐の‐こまん【関の小万】
江戸初期に東海道の関の宿にいたという出女。丹波与作との情話は当時の歌謡にうたわれ、また、浄瑠璃・歌舞伎・小説などの題材にもなった。 歌舞伎舞踊「四季花笠踊」の通称。長唄の地で、娘が花笠をかぶ...
せきのごほんまつ【関の五本松】
島根県出雲地方の民謡。美保関の港口の山にある五本松が、松江の領主の行列の槍がつかえたという理由で1本切られたことを惜しんだ歌という。
せき‐の‐しみず【関の清水】
滋賀県大津市、逢坂(おうさか)の関跡付近にあった清水。関水。[歌枕]「手もたゆく扇の風もぬるければ—にみなれてぞゆく」〈曽丹集〉
せき‐の‐じぞう【関の地蔵】
三重県亀山市関町新所にある宝蔵寺の異称。行基または一休の開眼と伝えられる地蔵尊が有名。
せき‐の‐と【関の戸/関の門】
関所の門。関門。せきど。また転じて、関所。「—も明け方近くなりにけり今なくとりはそらねならじな」〈続古今・雑中〉
せきのと【関の扉】
歌舞伎舞踊「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」の通称。
せき‐の‐にし【関の西】
逢坂(おうさか)の関から西。関西。
せき‐の‐ひがし【関の東】
逢坂(おうさか)の関から東。関東。