ひき‐あわ・す【引(き)合(わ)す】
[動サ五(四)]「引き合わせる」に同じ。「原簿と—・す」
[動サ下二]「ひきあわせる」の文語形。
ひき‐あわせ【引(き)合(わ)せ】
1 取りもって対面させること。紹介すること。「神様のお—で巡り合う」 2 照合すること。「住民票との—」 3 鎧(よろい)や腹巻き・胴丸・具足の類で、着脱するための胴の合わせ目。大鎧では右脇の間...
ひきあわせ‐がみ【引(き)合(わ)せ紙】
昔、陸奥(むつ)で産した薄墨色の紙。また、後世では、普通の檀紙(だんし)をいう。武士が鎧(よろい)の引き合わせに入れておいたところからとも、男女を引き合わせる恋文の紙に用いたところからの名ともい...
ひき‐あわ・せる【引(き)合(わ)せる】
[動サ下一][文]ひきあは・す[サ下二] 1 引き寄せて合わせる。「襟元を—・せる」 2 比べ合わせる。照らし合わせる。「原典と—・せる」 3 取りもって両者を対面させる。紹介する。「恋人を親に...
ひき‐いれ【引(き)入れ】
1 引き入れること。誘ったり導いたりして中に入れること。 2 元服の儀式のとき、冠をかぶらせること。また、その役をする人。烏帽子親(えぼしおや)。「—には閑院内大臣ぞおはしましける」〈栄花・初花〉
ひきうけ‐わたし【引受渡し】
《documents against acceptance》信用状なしの荷為替取引で、荷為替手形の送付を受けた輸入地の銀行が、輸入者に手形の引き受けをさせることによって船積み書類を引き渡す方法。...
ひき‐おこ・す【引(き)起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 倒れたり、横になったりしたものを、引っ張って起こす。「腕をとって—・す」 2 (「惹き起こす」とも書く)事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。「論争を—・す」
ひき‐おとし【引(き)落(と)し】
1 引き落とすこと。 2 相撲のきまり手の一。相手の手や前褌(まえみつ)を取って引き、前方にはわせる技。
ひき‐か・ける【引(き)掛ける】
[動カ下一][文]ひきか・く[カ下二] 1 掛けてさげる。ひっかける。「枝に着物を—・ける」 2 引いて上にかぶせる。また、無造作に着たり履いたりする。ひっかける。「下駄を—・けて」〈漱石・吾輩...
ひき‐こ・む【引(き)込む】
[動マ五(四)] 1 引っ張って中へ入れる。引いてきて入れる。「電線を—・む」「田に水を—・む」 2 仲間に誘い入れる。「悪の道に—・む」 3 人の心を引き寄せて夢中にさせる。「観客を—・む見...