せん‐きん【千金】
1 千枚の黄金。千両のかね。「この名画は—にも換えがたい」 2 多額の金銭。また、非常に価値の高いこと。「一攫(いっかく)—」
せん‐きん【千鈞】
《「鈞」は重さの単位で、1鈞は30斤》非常に重いこと。きわめて価値の高いこと。また、そのもの。「—の重みのある言葉」
せん‐きん【仙禽】
1 仙界にいるという霊鳥。 2 鶴の別名。
せん‐きん【浅近】
[名・形動]浅はかなこと。また、そのさま。浅薄。「米(べい)の文化は猶麁略(そりゃく)—なり」〈津田真道・明六雑誌一八〉
千金(せんきん)の裘(きゅう)は一狐(いっこ)の腋(えき)に非(あら)ず
《「史記」劉敬・叔孫通伝賛から》高価な皮衣は1匹のキツネのわき毛だけでは作れない。国を治めるには、多くの人材の力によらなければ成し遂げられないというたとえ。
千金(せんきん)の子(こ)は市(いち)に死(し)せず
《「史記」越世家から》金持ちの子は、罪を犯してもその金力によって死罪を免れることができる。
千金(せんきん)の子(こ)は盗賊(とうぞく)に死(し)せず
《蘇軾「留侯論」から》金持ちの子は、盗賊と争って死ぬような危険なことはしない。金の力で身を守ることをいう。
千鈞(せんきん)も船(ふね)を得(え)ば則(すなわ)ち浮(う)かぶ
《「韓非子」功名から》千鈞の重さの物でも船があれば水に浮かぶ。愚かな者でも勢力・地位があれば、賢者を抑え世を治めることができるというたとえ。
せん‐ぎ【先議】
[名](スル)他の議案より先に審議すること。特に、二院制の議会で、一院が他に先立って法案を審議すること。「—権」
せん‐ぎ【僉議】
[名](スル)《「僉」は皆の意》 1 多人数で評議すること。また、その評議。衆議。「村民が集まって—する」 2 「詮議(せんぎ)2」に同じ。「この—の済むまではここを通さじ」〈浮・一代男・四〉