そそき‐た・つ【そそき立つ】
[動タ四]せかせかと大急ぎで物事をする。「—・ちて二月つごもりに参らせ給ふ」〈栄花・輝く藤壺〉
そそぎ‐かいがん【曽々木海岸】
石川県能登半島北部、輪島市にある岩石海岸。日本海の浸食でできた窓岩を中心に、断崖・奇岩が町野川河口から垂水(たるみ)の滝まで約2キロメートルにわたって続く。かつては能登の親不知(おやしらず)とい...
そそぎ‐こ・む【注ぎ込む】
[動マ五(四)] 1 流し入れる。「石膏を型に—・む」 2 あることに熱中し、心を傾ける。「新製品の開発に全力を—・む」
そそ・く
[動カ四] 1 取り急ぎ事をする。「初夜(そや)おこなふとて、法師—・けば」〈かげろふ・中〉 2 落ち着かないでいる。そわそわする。「いつしか雛(ひひな)おしすゑて—・きゐ給へる」〈源・紅葉賀〉
そそ・く
[動カ下二]「そそける」の文語形。
そそ・ぐ【注ぐ/灌ぐ】
[動ガ五(四)]《室町時代ごろまで「そそく」》 1 ㋐流れ入る。流れ込む。「淀川は大阪湾に—・ぐ」 ㋑雨や雪などがとぎれなく降りかかる。「雨が—・ぐ」「降り—・ぐ」 2 ㋐流し入れる。また、容器...
そそ‐くさ
[副]落ち着かず、せわしなく振る舞うさま。あわただしいさま。「—(と)帰る」
そそ‐く・る
[動ラ四] 1 せわしく指先を働かせる。あれこれといじる。「めづらかなる薬玉(くすだま)せむなど言ひて—・りゐたるほどに」〈かげろふ・下〉 2 いそがしそうに物事をする。「心一つをちぢになして、...
そそく・れる
[動ラ下一][文]そそく・る[ラ下二] 1 機会をのがす。仕損じる。多く動詞の連用形に付いて用いる。…そびれる。「言い—・れる」「敷居高く、帰り—・れ」〈浮・禁短気・三〉 2 機会をのがしていら...
そそ・ぐ【雪ぐ/濯ぐ】
[動ガ五(四)] 1 水で汚れを洗い落とす。すすぐ。「手足を—・ぐ」 2 恥や汚名を新たな名誉を得ることによって消す。すすぐ。「恥辱を—・ぐ」 [可能]そそげる