きん‐びゃくだん【金白檀】
漆の塗り方の一。全体に金箔(きんぱく)をおき、その上に透き漆を薄く塗るもの。
きんぺき‐しょうへきが【金碧障壁画】
金箔(きんぱく)を押し、その上に絵を描いた障壁画。桃山時代に盛行。
きん‐むしくいぬり【金虫食い塗(り)】
漆塗りの手法の一。虫食いの跡のように凹凸にした下塗りに金箔(きんぱく)を置き、その上に漆を塗り重ねて研ぎ出すもの。
きんれん‐ぽ【金蓮歩】
《南斉の東昏(とうこん)侯が潘妃(はんき)のために、地上に金製の蓮華をまき、その上を歩かせたという「南史」斉本紀の故事から》美人のあでやかな歩み。蓮歩。
ぎょうぶ‐なしじ【刑部梨子地】
蒔絵(まきえ)の技法の一。金箔を置いて梨子地漆で地塗りをし、刑部梨子地粉といわれる不整形の金銀粉末を置き、その上に梨子地漆を塗り重ねて研ぎ出したもの。江戸時代、漆工刑部太郎の創案といわれる。
くも‐の‐おうぎ【雲の扇】
能の型の一。左手を前方に出して、開いた扇を右手に持ってその上に重ね、扇を斜め上方に、左手を斜め下方に引き分けるもの。遠方や空を見るときの動作。天の扇。
けいとう‐きんゆうきかん【系統金融機関】
信用事業を行う農業協同組合・漁業協同組合とその上部組織の総称。農協系統金融機関(JAバンク)と漁協系統金融機関(JFマリンバンク)がある。協同組織金融機関の一つ。農漁協系統金融機関。 [補説]株...
げ‐ぎょう【解行】
1 仏教の教理の理解と実践的な修行。 2 信仰と、その上に立った実践的な修行。
ゲル【(モンゴル)ger】
モンゴルなどの遊牧民が用いる饅頭形をした組み立て式の家屋。骨組みを木で作り、その上をフェルトで覆う。中国語では「パオ」という。
げんだい‐じん【現代人】
現代に生きている人々。「その上彼には—のもたない強情と我慢がありました」〈漱石・こゝろ〉