そびき‐もの【聳き物】
連歌・俳諧で、天象のうち、雲・霞(かすみ)・霧・煙などをいう語。連歌では3句隔てるものとする。
そび・く【誘く】
[動カ五(四)] 1 さそいをかける。だましてさそう。「重々しく—・きかけると、酒井は事も無げな口吻(くちぶり)」〈鏡花・婦系図〉 2 無理やりに引っぱっていく。しょびく。「山主公のお館へ、—・...
そび・く【聳く】
[動カ四] 1 そびえる。「—・ける石巉巌として」〈三蔵法師伝古点・九〉 2 雲・煙などがたなびく。「黒雲空に—・きて」〈今昔・七・一一〉
そび‐やか【聳やか】
[形動ナリ]ほっそりとしたさま。すらりとしたさま。「白く—に柳をけづりて作りたらむやうなり」〈源・横笛〉
そびや‐か・す【聳やかす】
[動サ五(四)]そびえるようにする。肩などを、ことさら高く上げる。「肩を—・して歩く」
そび‐や・ぐ【聳やぐ】
[動ガ四]すらりと高く伸びている。ほっそりしている。「いたう—・ぎ給へりしが」〈源・松風〉
そび・ゆ【聳ゆ】
[動ヤ下二]「そびえる」の文語形。
そ‐びょう【祖廟】
祖先の霊をまつる御霊屋(みたまや)。
そ‐びょう【素描】
[名](スル) 1 黒・セピアなどの単色の線で物の形象を表し、また陰影をつけた絵。絵画の習作や下絵として描かれるが、完成品としても鑑賞される。デッサン。「静物を—する」 2 要点を簡単にまとめて...
そ‐びょう【粗描】
[名](スル)大ざっぱに描写すること。また、その描写。