しく‐しく
[副](スル) 1 声をひそめて弱々しく泣くさま。「子供が—(と)泣く」 2 それほど激しくはないが、絶えず痛むさま。「腹が—する」
さくら‐ぜんせん【桜前線】
日本国内各地の桜、特にソメイヨシノの開花日をつないだ線。3月中旬に九州や四国南部から北上を始め、5月上旬に北海道に至る。天気図の前線に似るところからの名。
ささ‐の‐いお【笹の庵】
笹の葉で屋根をふいた小屋。草庵。ささのいおり。「かりそめと思ふ旅寝の—も夜や長からん霧の置きそふ」〈玉葉集・旅〉
サトゥ‐マーレ【Satu Mare】
ルーマニア北西部の都市。ソメシュ川沿いに位置し、ハンガリー、ウクライナとの国境に近い。道路・鉄道交通の要地で、工業が盛ん。ユダヤ教ハシディズムの一派、サトマール派発祥の地。
ささ‐まくら【笹枕】
「草枕(くさまくら)」に同じ。「これもまたかりそめ臥(ぶ)しの—一夜の夢の契りばかりに」〈俊成卿女集〉
さゆり‐ばな【小百合花】
[名]ユリの花。 [枕]同音を持つ「後(ゆり)」にかかる。「灯火(ともしび)の光に見ゆる—ゆりも逢はむと思ひそめてき」〈万・四〇八七〉
しか‐の‐その【鹿の苑】
「鹿野苑(ろくやおん)」を訓読みにした語。「聞きそめし—にはことかへて色色になる四方(よも)のもみぢ葉」〈長秋詠藻・上〉
さんきち【三吉】
浄瑠璃「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」中の人物。少年の馬追い。「重(しげ)の井(い)子別れ」の段で有名。自然生(じね...
かた‐はずし【片外し】
1 江戸時代、御殿女中や武士の妻などの髪の結い方の一。下げ髪を輪に結び、笄(こうがい)を横に挿し、輪の一方を外したもの。 2 歌舞伎の女形用かつらの一。御殿女中や武家女房の役に使う。また、その役...
かい‐ひそ・む【掻い潜む】
[動マ四]ひっそり隠れている。「—・みて群がりゐつつ、鼻うちかみてうち泣く人より外はなし」〈増鏡・三神山〉 [動マ下二]表に立たないようにする。ひそめる。「いたく—・めて、かたみに心遣ひした...