そらにはほん【空には本】
寺山修司の第1歌集。昭和33年(1958)刊行。初期の作品をまとめたもの。「チェホフ祭」「祖国喪失」などの連作を収める。
そら‐に‐みつ
[枕]「大和(やまと)」にかかる。「—大和を置きて」〈万・二九〉 [補説]古来の枕詞「そらみつ」を「そらにみつ」と用いたのは柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)とされる。
空(そら)に三(み)つ廊下(ろうか)
天候が、降ろうか・照ろうか・曇ろうかの三つの「ろうか」のどれであるか定まらないことを「廊下」に掛けていったもの。
ソラニン【solanin】
ナス科植物に含まれるアルカロイドの一種。ジャガイモの芽などに多く、食べすぎると嘔吐(おうと)・めまいなどの中毒症状を起こす。
そら‐ね【空音】
1 実際には鳴っていないのに聞こえるような気がする音。また、鳴らそうとしないのに、たまたま鳴ってしまう楽器の音。「風が吹きつけたり、小僧の手が障ったりして、—を出す事があります」〈漱石・吾輩は猫...
そら‐ね【空値】
実際よりも高くつけている値段。かけ値。「飾りたる烏帽子(えぼし)の内、いづれか所望候ぞ、よきもあしきも—なし」〈浄・烏帽子折〉
そら‐ね【空寝】
[名](スル)寝たふりをすること。そらねむり。嘘寝。「—して聞こえないふりをする」
そら‐ねいり【空寝入り】
[名](スル)寝入ったふりをすること。たぬき寝入り。「—して油断させる」
そら‐ねむり【空眠り】
[名](スル)眠ったふりをすること。そらね。「—して返事をしない」
そら‐ねんじゅ【空念誦】
「空念仏(そらねんぶつ)」に同じ。