ちゅう‐そ【注疏/註疏】
経書を解釈した注と、それをさらに解釈した疏。また、経書などの本文の字句に詳しく説明を加えたもの。「十三経—」
ちゅうそんじ‐ぎょう【中尊寺経】
中尊寺の供養経の総称。藤原清衡・基衡・秀衡がそれぞれ作らせ、紺紙に金字や銀字で書かれている。国宝。
だいこく‐ばしら【大黒柱】
1 民家の土間と床との境の中央に立てる、特に太い柱。また、建物の中央に最初に立てる柱。亭主柱。 2 家や国の中心となって、それを支える人。「チームの—」
だい‐こう【乃公】
[代]一人称の人代名詞。男性が、目下の人に対して、または尊大に、自分をさしていう語。我が輩。ないこう。「それでも筆者は断じて—ではないと言い張り」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
つむじ【旋風/飄】
《「旋毛(つむじ)」と同語源》「つむじかぜ」に同じ。「彼の頭には不安の—が吹き込んだ」〈漱石・それから〉
せっぽう‐めん【切峰面/接峰面】
山地の尾根に接する仮想の曲面。浸食によって谷が刻まれる前の原地形を表すと考えられる。地形図に適当な方眼をかけ、各方眼内の最高高度をとり、それに基づいて新たに等高線を描く。
せつ‐り【摂理】
1 自然界を支配している法則。「自然の—」 2 キリスト教で、創造主である神の、宇宙と歴史に対する永遠の計画・配慮のこと。神はこれによって被造物をそれぞれの目標に導く。
ぜつ‐ねん【絶念】
[名](スル)思いきること。あきらめること。断念。「それで恐れ入ってしまう位なら、断然—してしまうがいい」〈逍遥・当世書生気質〉
せっ‐ぱ【切羽】
1 刀の鐔(つば)の表裏が、それぞれ柄(つか)と鞘(さや)に接する部分に添える薄い金具。 2 差し迫っていること。また、その場面。急場。どたん場。「生きる死ぬるの—ぞと」〈浄・五枚羽子板〉
ゼットダブリュー‐がた【ZW型】
性染色体にZ・Wの2型あるもの。雌が異型で雄が同型の染色体をもち、雌雄それぞれ、ZWとZZで表される。両生類・爬虫類・鳥類・魚類の一部のほか、昆虫の鱗翅類に見られる。