ぞう‐に【雑煮】
餅(もち)に具をあしらった汁物。地方により具はさまざまで、仕立ても澄まし汁・味噌汁といろいろ。主として正月の祝い膳に用いる。《季 新年》「三椀の—かゆるや長者ぶり/蕪村」
ぞうに‐ばし【雑煮箸】
雑煮用の、柳を丸く削った祝い箸。太箸。
ぞうに‐もち【雑煮餅】
雑煮。また、雑煮の餅。地方により丸餅・切り餅・欠き餅など形が異なり、煮る・焼くなど扱いにも違いがある。
ぞう‐にん【雑人】
身分の低い者。下賤の者。「車の前に—立ち隔てて見えざりしかば」〈徒然・四一〉
ぞう‐にん【雑任】
律令制の諸官司で、四等官の下で種々の職に任じられた属官。官掌(かじょう)・史生・舎人(とねり)など。
ぞうにん‐ばら【雑人輩】
《「ばら」は接尾語》雑人ども。武家では、具足を着用しない雑兵(ぞうひょう)。「矢面の—そこのき候へとて」〈平家・一一〉
ぞうにん‐ぶぎょう【雑人奉行】
⇒国奉行(くにぶぎょう)