た‐ぐり【手繰り】
たぐること。また、その用具。「—網」「—船」
たぐり‐あ・げる【手繰り上げる】
[動ガ下一][文]たぐりあ・ぐ[ガ下二]両手を交互に動かして上に引き上げる。「ロープを—・げる」
たぐり‐ぐるま【手繰り車】
井戸などで、つるべの綱をたぐるために仕掛けた滑車。
たぐり‐こ・む【手繰り込む】
[動マ五(四)]たぐって自分の手元へ引き寄せる。「網を船に—・む」
たぐり‐だ・す【手繰り出す】
[動サ五(四)]たぐって、少しずつ引き出す。「徐々に記憶を—・す」
たぐり‐よ・せる【手繰り寄せる】
[動サ下一][文]たぐりよ・す[サ下二]たぐって手元へ引き寄せる。「綱をひいて舟を—・せる」
た‐ぐ・る【手繰る】
[動ラ五(四)] 1 両手で代わる代わる引いて手元へ引き寄せる。「ザイルを—・る」 2 物事をそれからそれへと引き出す。一つ一つもとへたどる。「記憶を—・る」 [可能]たぐれる
たぐ・る【吐る】
[動ラ四] 1 口からはく。へどをはく。もどす。「口より—・れる物を以て」〈神代紀・上〉 2 せきをする。また、こみあげる。「老泣きに—・り上げたる持病の痰火」〈浄・兜軍記〉
た‐ぐろ【田畔】
田のくろ。あぜ。