たけ‐の‐は【竹の葉】
1 竹についている葉。笹(ささ)の葉。竹葉。 2 《「竹葉(ちくよう)」を訓読みにした語》酒のこと。「—にまがきの菊を折りそへて花を吹くらむ玉の杯」〈夫木・三二〉
たけ‐の‐はる【竹の春】
《若竹が生長し、新葉の盛りになるところから》陰暦8月の異称。竹春(ちくしゅん)。《季 秋》「おのが葉に月おぼろなり—/蕪村」
たけ‐の‐ふし【竹の節】
1 竹の幹にあるくぎり。 2 脇障子(わきしょうじ)などの上に用いる欄間飾り。親柱の上下に玉縁とよぶ水平材を架け渡し、間に桟(さん)をたすき状に入れたもの。
たけ‐の‐まる【竹の丸】
紋所の名。葉のついた竹を曲げて円形にしたもの。笹の丸。
たけ‐の‐み【竹の実】
竹・笹の果実。小麦に似た長楕円形で、食用となるが味は悪い。《季 秋》
たけ‐の‐みや【多気宮】
伊勢国多気郡にあった斎宮(さいぐう)の宮殿。
たけのやげきひょうしゅう【竹の屋劇評集】
饗庭篁村の劇評集。昭和2年(1927)刊。朝日新聞に「竹の屋主人」の筆名で連載した劇評をまとめたもの。
竹(たけ)八月(はちがつ)に木(き)六月(ろくがつ)
竹は陰暦8月に、木は陰暦6月に伐採するのが最もよいということ。
たけはら【竹原】
広島県中南部、瀬戸内海に面する市。江戸時代は塩田や海運で栄えた。精錬所、火力発電所がある。頼山陽ゆかりの旧宅がある。人口2.9万(2010)。
たけはら‐し【竹原市】
⇒竹原