たて‐つき【楯突き】
《古くは「たてづき」か》 1 戦場で楯を立てること。また、その役目の兵。「すくやかならん—を一人賜(た)び候へ」〈盛衰記・二〇〉 2 たてつくこと。「かなはぬまでも—などし給へかし」〈宇治拾遺・一五〉
たて‐つ・く【盾突く/楯突く】
[動カ五(四)]《古くは「たてづく」か》目上の人に対して逆らう。従わずに文句を言ったりして反抗する。たてをつく。「上官に—・く」「親に—・く」
たて‐つけ【立(て)付け】
続けざまに事を行うこと。立て続け。「ウイスキイを—に三杯引掛け」〈魯庵・社会百面相〉
たて‐つけ【建(て)付け】
1 戸や障子などの建具の取り付け、またその開閉のぐあい。「ドアの—が悪い」 2 物事の仕組み。枠組み。「法律の—」「組織の—」
たて‐つ・ける【立(て)付ける】
[動カ下一][文]たてつ・く[カ下二]立て続けにする。「そう—・けていただくと、夜席がつとまりやせん」〈魯文・安愚楽鍋〉
たて‐つ・ける【建(て)付ける】
[動カ下一][文]たてつ・く[カ下二]戸や障子などをぴったりと閉める。また、そうなるように建具を取り付ける。「ふすまを—・ける」
たて‐つづ・く【立(て)続く】
[動カ五(四)]同じことや似たことが続けて起こる。「お客様が来たとなると不思議に—・くし」〈有島・或る女〉 [動カ下二]続けて立てる。立て並べる。「車どもいみじく—・けみる」〈宇津保・国譲下〉
たて‐つづ・く【建て続く】
[動カ四]続いて建っている。建ち並ぶ。「次第に賑(にぎ)はひ来たり、民屋四方に—・き」〈色道大鏡・一三〉 [動カ下二]続けて建てる。建て並べる。「表口三十間、裏行六十五間を家蔵に—・け」〈浮...
たて‐つづけ【立(て)続け】
同じことや似たことが間を置かずに続けて行われること。つづけざま。「—の不幸に見舞われる」「—に歌いまくる」
たて‐つぼ【立(て)坪】
土・砂利などの容積の尺貫法の単位。1立て坪は6尺(約1.8メートル)立方。りゅうつぼ。→平坪(ひらつぼ)