さんじゃく‐の‐どうじ【三尺の童子】
背の高さが3尺ほどの、いとけない子供。無知な者にたとえる。三尺の童(わらわ)。「日本で天子を疎略にすると、慮外ながら—も黙って居ぬ気になるといふは」〈風流志道軒伝・五〉
しっぷう‐じんらい【疾風迅雷】
激しく吹く風と激しい雷。事態の変化が急なこと、行動が迅速なことなどにたとえる。「—の進撃」
しょう‐りゅう【昇竜】
空に昇っていく竜。勢いのよいさまにたとえる。昇り竜。「新党は—の勢いだ」
しょう‐れんげ【青蓮華】
青色の蓮華。仏・菩薩(ぼさつ)の目にたとえる。しょうれん。
じょうよう‐じん【上陽人】
《「上陽」は唐代、洛陽の宮城内にあった宮殿の名》上陽宮にいた宮女。楊貴妃が玄宗皇帝の寵愛(ちょうあい)を一身に集めたため、他の宮女が不遇な一生を送ったところから、女性、特に宮女の不遇をたとえる語...
そう‐ろ【霜露】
しもと、つゆ。消えやすいこと、はかないことにたとえる。「—の命」
たいえき‐の‐ふよう【太液の芙蓉】
《白居易「長恨歌」から》太液に咲く蓮(はす)の花。美人の顔にたとえる。
たと・う【譬ふ/喩ふ】
[動ハ四]「例える」に同じ。「法文聖教の中にも—・へるなるは」〈大鏡・後一条院〉
[動ハ下二]「たとえる」の文語形。
たとえ【例え/譬え/喩え】
1 たとえること。また、たとえられた語句や事柄。比喩。「—に引く」 2 同じような例。「世間の—にもれない」
たとえ‐ば【例えば】
[副] 1 前に述べた事柄に対して具体的な例をあげて説明するときに用いる語。例をあげていえば。「球技、—野球やテニスが好きだ」 2 多く「ようだ」「ごとし」を伴って、ある事柄を他の事にたとえると...