天(てん)に在(あ)らば比翼(ひよく)の鳥(とり)地(ち)に在(あ)らば連理(れんり)の枝(えだ)
《白居易「長恨歌」から》夫婦の情愛のきわめて深いことのたとえ。比翼連理。→比翼の鳥 →連理の枝
天(てん)に向(む)かって唾(つばき)を吐(は)く
《上を向いてつばを吐くと、それがそのまま自分の顔に落ちてくるところから》人に害を与えようとして、かえって自分に災いを招くことのたとえ。天を仰いでつばきする。天につばする。 [補説]文化庁が発表し...
てんい‐こうどう【転位行動】
動物行動学において、ある個体が、たとえば「攻撃と逃避」など相反する衝動が拮抗したときに取る、無関係な行動。闘争中の鳥が地面をつついたり、求愛中の魚が砂掘り行動をしたりするなど。人間の心理学におけ...
天(てん)にも昇(のぼ)る心地(ここち)
非常にうれしい気持ちのたとえ。
ておい‐じし【手負い猪】
傷を負った猪(いのしし)。追いつめられて必死の反撃を試みる者のたとえに用いる。
てい‐よう【羝羊】
おすの羊。本能にまかせて生きる凡夫などにもたとえる。
でん‐ほう【電泡】
稲妻と泡。はかないもののたとえ。「—の身には幾ばくの嘆きぞや」〈海道記〉
爪(つめ)で拾(ひろ)って箕(み)で零(こぼ)す
こつこつと苦労して蓄えたものを、一度に使い果たすことのたとえ。
つめ‐の‐あか【爪の垢】
1 爪と指との間にたまっているあか。 2 物事の少ないことのたとえに用いる語。ごくわずか。「—ほどの思いやりもない」
爪(つめ)に火(ひ)を点(とも)・す
ろうそくの代わりに爪に火をともす。ひどく貧しい生活をする。苦労して倹約する。また、ひどくけちなことのたとえ。「—・してためた金」