虎(とら)の尾(お)を踏(ふ)む
《「易経」履卦から》非常に危険なことをすることのたとえ。虎の口へ手を入れる。
飛(と)んで火(ひ)に入(い)る夏(なつ)の虫(むし)
明るさにつられて飛んで来た夏の虫が、火で焼け死ぬ意から、自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
飛(と)ぶ鳥(とり)も落(お)ちる
権勢が盛んであることのたとえ。飛ぶ鳥を落とす。
とも‐がき【友垣】
《交わりを結ぶことを、垣根を結ぶのにたとえていった語》ともだち。とも。
とも
[接助]動詞型・形容動詞型活用語の終止形、形容詞型活用語および助動詞「ず」の連用形に付く。 1 未成立の事実を条件とし、それに制約されずにある事柄が実現する意を表す。…としても。…ても。「どん...
灯火(ともしび)消(き)えんとして光(ひかり)を増(ま)す
灯火が消えようとする直前に明るくなる。滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。
虎(とら)の威(い)を借(か)る狐(きつね)
《「戦国策」楚策から》他の権勢に頼って威張る小人(しょうじん)のたとえ。
虎(とら)に翼(つばさ)
《「韓非子」難勢から》ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ。
ところ【野老】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を穂状につける。根茎にひげ根が多く、これを老人のひげにたとえて野老(やろう)とよび...
とく‐ふう【徳風】
《「論語」顔淵から》徳が人を感化することを風にたとえていった語。