おの‐ず‐から【自ずから】
[副]《「己(おの)つ(格助詞)柄(から)」の意》 1 そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば—解ける」 2 偶然。たまたま。まれに。「—礎...
おおものぬし‐の‐かみ【大物主神】
奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社の祭神。「出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)」では、大己貴神(おおなむちのかみ)の和魂(にぎみたま)としている。大物主櫛𤭖玉命(おおものぬしく...
おくつゆ‐の【置く露の】
[枕]露の玉が落ちかかる意から、「たま」「かかる」などにかかる。「—たまさかに訪(と)ふ人はたのまじ」〈金葉・恋上〉
おう‐じゃく【尩弱/尫弱】
[名・形動タリ] 1 体力・気力などが弱々しいこと。また、そのさま。柔弱。「—たる弓を敵のとりもて」〈平家・一一〉 2 貧しいこと。また、そのさま。「—の官人、たまたま出仕の微牛をとらるべきや...
おおみや【大宮】
埼玉県さいたま市中北部の区。旧市名。武蔵国一の宮の氷川(ひかわ)神社がある。江戸時代は中山道の宿駅、明治期は鉄道の町として繁栄。上越新幹線・東北新幹線の分岐点で、県の商業中心地。→さいたま
うらわ【浦和】
埼玉県さいたま市中南部の区。旧市名。中山道(なかせんどう)の宿駅として発展。関東大震災後、住宅地として発展し、商工業も盛ん。→さいたま
いっ‐こ【一顧】
[名](スル)ちょっと振り返って見ること。ちょっと心にとめてみること。一考。「—だにしない」「好事家(こうずか)が偶(たまたま)—するに過ぎないから」〈鴎外・渋江抽斎〉
いて【凍て/冱て】
《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。《季 冬》「庭草のよごれしままに風の—/白雄」「偶々(たまたま)咲懸ッた恋の蕾も、事情というおもわぬ—にかじ...
うばたま‐の【烏羽玉の】
[枕]烏羽玉1が黒いところから「黒」「闇(やみ)」「夜」「夢」などにかかる。ぬばたまの。むばたまの。「—わが黒髪に年くれて」〈拾遺・雑秋〉
うみさち‐やまさち【海幸山幸】
日本神話の一。弟の山幸彦(彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))は兄の海幸彦(火照命(ほでりのみこと))に漁猟の道具をとりかえてもらい、漁に出たが釣り針をなくしてしまう。釣り針を返せと責められた...