とっ‐こつ【突兀】
[ト・タル][文][形動タリ]高く突き出ているさま。高くそびえるさま。「—たる両岸の岩山は」〈木下尚江・良人の自白〉
とう‐とう【洞洞】
[ト・タル][文][形動タリ]穴などがぽっかりとあくさま。また、黒々と奥深いさま。「薄紫にけぶる野末に大きな月が—と顔を出す」〈蘆花・思出の記〉 「黒(こく)—たる夜」〈芥川・羅生門〉
とし‐おとこ【年男】
1 その年の干支(えと)に当たる男性。節分の豆まき役となる。 2 一家を代表して正月の行事を取りしきる役目の男性。若水をくんだり、年神の供物をととのえたりする。普通はその家の主人があたる。せちお...
とどろ・く【轟く】
[動カ五(四)] 1 音が響きわたる。鳴り響く。「礼砲が—・く」 2 世間に広く知れわたる。有名になる。「天下に英名が—・く」 3 期待や興奮などで胸がどきどきする。鼓動がはげしくなる。「再会を...
な・ぐ【凪ぐ/和ぐ】
[動ガ五(四)] 1 (凪ぐ)風がやんで波が静かになる。風波がおさまる。「—・いだ海」 2 (和ぐ)気持ちが穏やかになる。なごむ。「心が—・ぐ」 [動ガ上二] 1 1に同じ。「海つ路の—・...
ない‐げ【内外】
[名](スル) 1 内と外。ないがい。「造り道十余町を見下して—に鳥居を立てたり」〈盛衰記・三三〉 2 奥向きと表向き。「—につけたる執権の臣とぞみえし」〈平家・一〉 3 朝廷や貴人の家などに出...
なかつき‐ルビ【中付(き)ルビ】
ルビの付け方の一種。親文字(ルビを付ける文字)の中央を起点にしたルビの付け方。一つの文字に対して中央揃えにしたルビの付け方。→肩付きルビ
ナイキスト‐しゅうはすう【ナイキスト周波数】
《Nyquist frequency》アナログ信号をデジタル信号に変換するときのサンプリング周波数の、1/2の周波数。米国の物理学者ナイキストの標本化定理によれば、デジタル信号をアナログ信号に復...
トランスファージェット【TransferJet】
近接無線通信技術の一。ソニーが開発したもので、通信距離は約3センチメートル、最大通信速度は560Mbps。携帯電話、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどを、パソコンやオーディオ機器の通信部分...
とり‐あ・う【取り敢ふ】
[動ハ下二] 1 余裕をもって取る。ちゃんと取る。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「蓑も笠も—・へで、しとどにぬれて惑ひ来にけり」〈伊勢・一〇七〉 2 前もって用意する。準備する。「かね...