となり‐きんじょ【隣近所】
1 隣の家や近所の家。また、そこに住む人々。「—と親しくする」 2 近いところ。まわり。周辺。「うわさが—に知れわたる」
とな・る【隣る】
[動ラ五(四)] 1 家や土地が並び続く。「葦原に—・った石ころの多い空き地」〈芥川・おぎん〉 2 区域・境界が接する。「此地ようろっぱに—・りたるふるきくになれども」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
とど‐め・く【轟く】
[動カ四]《「どどめく」とも》 1 音がひびきわたる。とどろく。「いかづちの鳴り—・くをり」〈塵袋〉 2 がやがや騒ぎたてる。「人の音多くして、—・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉
ドナウ‐デルタ【Delta Dunării】
ルーマニア東部、黒海に注ぐドナウ川が形成する三角州。ドナウ川は河口付近で聖ゲオルゲ、スリナ、キリアという三つの分流になり、無数の湖沼が点在する広大な湿原を流れる。手つかずの自然が残るヨーロッパ最...
とどま・る【止まる/留まる/停まる】
[動ラ五(四)] 1 進行していたものが停止する。立ちどまる。「—・ることなく水が流れる」「車は…家の入口に—・りぬ」〈鴎外・舞姫〉 2 同じところ・地位にそのままいて動かないでいる。「現職に—...
とのしょう【土庄】
香川県、小豆島(しょうどしま)北西部の地名。中心の土庄は同島観光の玄関口にあたる港町。「二十四の瞳」の像がある。
とどこおり【滞り】
1 物事が順調に進まないこと。「大会は—なく開催された」 2 期限が切れても金を支払わないこと。また、その金。「納税の—」 3 さしつかえること。さしさわり。「—なく聞きよく申したる」〈能因本枕...
ととのお・る【整ほる/調ほる/斉ほる】
[動ラ四] 1 きちんとそろう。よく調和がとれる。「舞、楽、物の音ども—・りて」〈源・花宴〉 2 乱れたところがなくなる。安定する。「人の心も—・らず」〈平家・三〉 3 すっかり備わる。完備する...
との【殿】
1 貴人の住む大きな邸宅。やかた。ごてん。「—より人なむ参りたる」〈大和・一七一〉 2 《邸宅に住む人をさしていう》 ㋐貴人に対する敬称。「—は、今こそいでさせ給ひけれ」〈源・少女〉 ㋑摂政・関...
とばし【飛ばし】
1 とばすこと。とばす方法。 2 含み損が生じた資産を市場価格よりも高値で第三者に転売することによって損失を隠すこと。会社が保有する有価証券の時価が大幅に下落したとき、決算期の異なる他の会社に簿...