だい‐きょう【大凶/大兇】
1 (大凶)縁起や運勢がこの上なく悪いこと。⇔大吉。 2 この上もなく大きな罪悪。また、大悪人。
だい‐きょう【大経】
宗派で重要とされる経典。天台宗では涅槃(ねはん)経、浄土教では無量寿経をさす。
だい‐きょうかん【大叫喚】
「大叫喚地獄」の略。
だいきょうかん‐じごく【大叫喚地獄】
八大地獄の第五。叫喚地獄の下にあり、五戒を破った者が落ちるとされ、呵責(かしゃく)の激しさに大声で泣き叫ぶという。
だい‐きょうきん【大胸筋】
前胸部の最も広く大きい筋肉。鎖骨の下から上腕部の付け根まで、正中線に沿ってある。上腕の運動や呼吸運動に関与する。
だい‐きょうこう【大恐慌】
1929年10月、ウォール街のニューヨーク株式市場大暴落を契機として起こった世界的な恐慌。産業や経済に大きな打撃を与え、1933年ごろまで続いた。→昭和恐慌
だい‐きょうこつきん【大頰骨筋】
表情筋の一つ。頰骨から起こり、口角の皮膚につく。口角を上外側に引き上げる働きをする。
だい‐きょうじ【大経師】
1 昔、朝廷御用の、経巻・仏画などを表装した職人の長。造暦にあたった賀茂・幸徳井両家から新暦を受け、大経師暦を発行する権利を与えられた。 2 表具師。
だいきょう‐じ【題経寺】
⇒柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)
だいきょうじむかしごよみ【大経師昔暦】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳5年(1715)大坂竹本座初演。京都の大経師の妻おさんと手代茂兵衛との密通事件を脚色したもの。近松三姦通物(かんつうもの)の一。通称「おさん茂兵衛」。