だいこく‐てん【大黒天】
《(梵)Mahākālaの訳》 1 もとインドで破壊を意味する暗黒の神。密教では、大自在天の眷(けん)族として三宝を守護し飲食をつかさどる神となり、忿怒(ふんぬ)相を示す。寺の厨房(ちゅうぼう)...
だいこく‐ねずみ【大黒鼠】
シロネズミの別名。白色が吉兆とされ、福をもたらす大黒天の使いとされた。
だいこく‐ば【大黒歯】
上あごの第一切歯のうち左側のものの俗称。右側のものを恵比須歯という。
だいこく‐ばしら【大黒柱】
1 民家の土間と床との境の中央に立てる、特に太い柱。また、建物の中央に最初に立てる柱。亭主柱。 2 家や国の中心となって、それを支える人。「チームの—」
だいこく‐ふとう【大黒埠頭】
神奈川県横浜市にある埠頭。総面積は3.22平方キロメートル。横浜港初の島式埠頭で、首都圏の物流拠点の一つとなっている。
だいこく‐ぼうし【大黒帽子】
大黒頭巾に似た、上が平らな丸形で縁のない帽子。明治中期に男性がかぶった。大黒帽。
だいこく‐まい【大黒舞】
室町時代から江戸時代にかけて行われた門付け芸の一。正月に大黒天の面をつけて赤い頭巾(ずきん)をかぶり、打ち出の小槌(こづち)を持って門口に立ち、新作した祝いの詞(ことば)を歌いながら舞う。民俗...
だい‐こくみん【大国民】
1 大国の国民。 2 りっぱな国民。
だいこくれんが【大黒連歌】
狂言。子(ね)祭りに信者たちが大黒天に連歌を奉納すると、大黒天が現れて打ち出の小槌(こづち)や袋などの宝を与える。
だいこ‐たき【大根焚き】
京都市右京区鳴滝の了徳寺で、12月9日に行う行事。大根を煮て開山の親鸞(しんらん)上人に供え、信者にも分ける。《季 冬》