ちから‐びと【力人/健児】
1 力の強い人。強壮な男子。「軍士(いくさびと)の中の—の軽くはやきをえり集めて」〈記・中〉 2 古代、兵士のうち特に選ばれた強健な者。
ちから‐ぶそく【力不足】
[名・形動]与えられた役目を果たすだけの力量がないこと。「落選は私の—によるものだ」→役不足2
ちから‐まかせ【力任せ】
[名・形動]ありったけの力を出すこと。また、そのさま。「—な打法」「—に引っ張る」
ちから‐まけ【力負け】
[名](スル) 1 腕力や実力が足りないために負けること。「横綱とまともに組んでは—する」 2 力を入れすぎて、かえって負けること。
ちから‐まさり【力勝り/力優り】
力が他人より強いこと。また、その人。「—に逢うて始終は叶はじと覚ゆるぞ」〈太平記・二九〉
ちから‐みず【力水】
相撲で、土俵の傍らに桶に入れて備えられ、力士が取組の前に口をすすいだりする水。化粧水。清めの水。「—をつける」
ちから‐もち【力持(ち)】
1 力の強いこと。また、その人。 2 石・米俵などの重い物を持ち上げて力量を示すこと。また、その技を見せる見せ物や、それをする人。
ちから‐もち【力餅】
1 食べると力がつくという餅。 2 ⇒汁(しる)の餅 3 満1歳の誕生日に、健康を祈って子供に背負わせたり踏ませたりする餅。一升餅。立ち餅。
力(ちから)山(やま)を抜(ぬ)き気(き)は世(よ)を蓋(おお)う
《「史記」項羽本紀から。漢の劉邦に垓下で包囲されたとき、絶望した楚の項羽がうたった詩の一節》山を抜き取るほど力が強く、世を圧倒するほど気力が盛んである。抜山蓋世(ばつざんがいせい)。
ちから‐りょう【主税寮】
⇒しゅぜいりょう(主税寮)