あしはら‐がに【葦原蟹】
イワガニ科のカニ。河口の葦原などにすむ。甲幅3.5センチくらいで、全体に暗緑色。はさみ脚で音を出す。
あずまにしき‐がい【東錦貝】
イタヤガイ科の二枚貝。潮間帯から水深20メートルまでの岩石に足糸で着生する。貝殻はホタテガイに似た形で、殻長7センチくらい。色は赤・紫など。殻表には大小の放射状の肋(ろく)がある。食用。あかざらがい。
あっき‐がい【悪鬼貝】
アッキガイ科の巻き貝。暖海の水深20〜50メートルの砂泥底にすむ。殻高17センチくらい。貝殻は円錐形で下部に長く水管が伸び、長大で鋭いとげが3列ある。肉は食用、殻は観賞用。あくきがい。
アデリー‐ペンギン【Adelie penguin】
ペンギン科の鳥。中形で全長76センチくらい。夏、小石を集めて巣を作り、2個の卵を産む。南極圏に分布。
あび【阿比】
アビ目アビ科の鳥。全長63センチくらい。背面は灰黒色で小白斑がある。くちばしは細長く鋭い。冬に日本海域に飛来し、遊泳・潜水が巧みで、魚などを捕食。アビ科にはオオハム・シロエリオオハムなどが含まれ...
あほう‐どり【信天翁/阿房鳥】
1 アホウドリ科の鳥。全長90センチくらいで、翼を広げると2メートルを超える。海上の風を利用して羽ばたかずに飛ぶ。羽毛採取の乱獲で減少し、現在の繁殖地は主に伊豆諸島の鳥島。特別天然記念物。国際保...
あまおぶね‐がい【蜑小舟貝】
アマオブネガイ科の巻き貝。潮間帯にみられ、貝殻は半球形で、殻径3センチくらい。殻表は黒く、白斑がある。殻口は半月形で石灰質のふたで閉じる。
あま‐さぎ【尼鷺/甘鷺】
サギ科の鳥。全長50センチくらい。羽色は白色で、繁殖期には頭・首・背などがきつね色になる。くちばしは黄、足は黒色。日本では夏鳥で、水田や湿地帯でみられる。猩猩(しょうじょう)鷺。
あゆ【鮎/年魚/香魚】
サケ目アユ科の淡水魚。全長20〜30センチ。体は細長く紡錘形で、脂びれをもつ。背側は緑褐色、腹部は銀白色、胸びれ上方に黄金色の斑紋がある。秋、川の中流域で産卵。稚魚は海へ下って越冬し、春、川を上...
あゆ‐もどき【鮎擬】
ドジョウ科の淡水魚。全長12センチくらい。鮎に似るが、口に6本のひげをもつ。琵琶湖・淀川と岡山県下の河川に生息。天然記念物。うみどじょう。