いね‐つ・む【稲積む】
[動マ四]《動詞「い(寝)ぬ」(下二)の連用形「いね」に掛けて、正月に用いる忌み詞》寝る。《季 新年》⇔稲挙ぐ。「ちゃうど元日を待つ心地…、ちっとの間—・まう」〈浄・妹背山〉
ウィン‐セン‐トー‐ヤ【Win Sein Taw Ya】
ミャンマー南部の都市モーラミャイン郊外にある寝釈迦仏。市街中心部の南約24キロメートルの村チャウッタロンの山の中腹に位置する。建設途中だが、高さ28メートル、全長183メートルという世界最大の寝...
うろ‐じ【有漏路】
仏語。煩悩(ぼんのう)にけがれた迷いの世界。この世。⇔無漏路(むろじ)。「迷ふも悟るも—より、無漏路へ送る茶屋が提灯(ちゃうちん)」〈洒・錦之裏〉
おざ・る
[動ラ四]《「ござる」の音変化という》 1 「来る」「行く」の尊敬語。「丁字屋(ちゃうじや)へばっかし—・るから」〈滑・膝栗毛・二〉 2 「ある」の丁寧語。「ちとおねがひが—・ります」〈滑・膝栗...
おたんちん
1 「おたんこなす」に同じ。 2 江戸新吉原で、嫌な客をいった語。「色男(ねこ)も—も、かよひ郭の仲街(なかのちゃう)」〈洒・恵比良濃梅・後序〉
御茶(おちゃ)を挽(ひ)・く
《遊女が、客のないときに茶臼(ちゃうす)で葉茶をひく仕事をさせられたところから》芸者・遊女などが客がなく暇でいる。
かい‐おん【開音】
1 室町時代の日本語で、アウ・カウ・サウや、キャウ・シャウ・チャウなどが長音化した場合の母音。[ɔː]で表す。⇔合音(ごうおん)。 2 中国音韻学の用語。口の開きの大きい音節で、円唇性の音をもた...
かえり‐もうし【返り申し】
1 使者が帰ってきて返事や報告をすること。また、その内容。復命。「長奉送使(ちゃうぶそうし)にてまかり下りて、—の暁」〈続古今・離別・詞書〉 2 神仏へ祈願のお礼参りをすること。報賽(ほうさい)...
かんじん‐ずもう【勧進相撲】
勧進2のために、または、それを名目に営利目的で興行する相撲。「—の銀本(かねもと)、奉加帳(ほうがちゃう)の肝入(きもいり)」〈浮・永代蔵・三〉 [補説]江戸初期から行われ、のちには木戸銭を取っ...
ガパリ【Ngapali】
ミャンマー中部の町。ベンガル湾に面する。英国領時代にイタリア人がナポリと名付け、のちにミャンマー風にガパリとよばれるようになった。1960年代より政府主導で観光開発が進められ、高級ホテルなどが集...